プロ野球FUN

某プロ野球ファンのプロ野球を楽しむためのブログ!! これを知れば「超」野球通!!「セイバーメトリクス」の紹介や、野球を幅広く楽しめるコンテンツあり!!

(プロ野球を「研究する」編No.11)緊急企画!! なぜ独走優勝の広島カープはCSで敗退してしまったのか!! カープ敗退の原因を探る!!

(ホーム)当ブログについて - プロ野球FUN

 こんにちは!! と申します。当ブログにお越しいただき、誠にありがとうございます。

 今回は、

プロ野球を『研究する』編」

の第11弾として、

「緊急企画!! なぜ独走優勝の広島カープはCSで敗退してしまったのか!! カープ敗退の原因を探る‼

をお送り致します!!

 

  

<「研究する」編で使用される、”奇跡の野球の分析手法”「セイバーメトリクス」とは!?>

 

 セイバーメトリクスとは、野球の戦略・戦術や競技者(選手)を、統計学すなわち「科学」を用いて分析・評価するという、今までにない斬新な手法の事です。野球の本場・アメリカMLBでは、この手法を導入したオークランド・アスレチックスが、資金難による低迷から脱して常勝球団になった事等もあって、セイバーメトリクスの有用性が認められており、この手法を用いた球団運営が主流となっています。

  野球の常識を覆し、弱小球団を常勝球団に変貌させる等の数々の奇跡を起こした、いわば”奇跡の野球の分析手法”であり、これを知れば、あなたも「超」野球通です!!

 

 

<はじめに>

 

 まさかです。セ・リーグを独走し、まさに「完全優勝」した広島カープが、CSで敗退してしまいました・・・ 私自身も大変驚いてしまいましたが、ここはあえて冷静になりまして、「緊急企画」として、カープCS敗退の原因を探っていきたいと思います。

 

 

<実は、対戦成績ではDeNAが勝ち越していた!!>

 

 2位阪神に10ゲーム差を付け、今回対戦した3位DeNAにも14.5ゲーム差を付けて独走優勝した広島でしたが、対戦成績を見ると、DeNAには何と12勝13敗で、唯一負け越していました(パ球団を除く)。

 しかし、それでも負け越しは1つだけです。今回の様に、1つしか勝てなかったというのは、順当とは言えず、「相性が悪かったから」では片付けられません。

 そもそも、1位のチームに1勝のアドバンテージがあるのだから、3勝3敗の5分でも突破です。

 では、広島敗退は、何が原因だったのでしょうか。

 

 

<原因はやはり打線>

 

 広島敗退の最大の原因は、「投打」で言うと、「」の方にあります。

 

 「投」の方は、5試合計20失点で、1試合当たり4失点と、初戦が5回コールドだったとはいえ、シーズン中(3.78失点)と大きくは変わりませんでした。

 

 また、試合前半から勝負が決しつつあり、戦意を喪失していてもおかしくなかった最終戦(9失点)を除けば、2.75失点と、シーズン中の成績を大幅に上回ります。

 

 一方、シーズン中は、両リーグ過去10年(120チーム)で、最高となる5.15得点(1試合当たり)を記録した、自慢の強力打線は、1試合当たりわずか2.2得点に封じ込められてしまいました。

 

 さらに、DeNA戦に限定すると、DeNA戦の125失点は、対戦したセ5球団の中で最悪ながら、136得点は阪神戦に次いで2位と、シーズン中のDeNA戦の成績からすれば、投手陣の奮闘が伺え、逆に投手陣を助けなければならなかった打線が、シーズン中と全く違う結果になっていたという事が言えます。

 

 

エルドレッド離脱の影響は!?>

 

 打線が奮起できなかった原因として、エルドレッド選手の離脱を思い浮かべる方も多いかと思いますが、エルドレッド選手は、DeNAと相性が悪く、シーズン中のDeNA戦の成績は、出塁率.319・長打率.383・OPS.702でした(シーズン全体では、出塁率.368・長打率.532・OPS.900)。CSでも、4打席起用され、全て凡退でした。

 

 ならば、さらにさかのぼって鈴木誠也選手の離脱はどうなんだ!? と言いますと、こちらはバティスタ選手が見事に穴を埋めており、シーズン中のDeNA戦は、32打席ながら、出塁率.500・長打率.885・OPS1.385と、大爆発していました。

 

 つまり、全体として、DeNA投手陣を打線が攻略できなかったという事です。

 

 

<広島打線を上回った、ラミレス監督の見事な継投!!>

 

 結論から言えば、私が考える広島打線沈黙の原因は、ラミレス監督の見事な継投だと思います。

 

 圧巻だったのが、1点差勝利を収めた、第3戦第4戦です。

 1戦必勝の短期決戦では、接戦を制す事は、非常に大きな意味を持ちますので、この2勝がDeNAにとって大きかったという事は、言うまでもありません。

 

 まずは第3戦、DeNA1点リードで迎えた6回裏・1死1・2塁のピンチ。

 無失点と好投していた井納投手を降ろすと、バティスタ選手に対し、投手で、なおかつ右打者相手に出塁率.275と、確実にアウトを取れている三上投手を投入します。采配が的中し、バティスタ選手をセカンドフライに打ち取ると、すかさず投手交代

 今度は、左の松山選手相手に、左の砂田投手を投入しますが、四球を与えてしまいます。すると、それを見るやいなや、すかさず投手交代

 エルドレッド選手に対し、の須田投手を投入します。エルドレッド選手は、右投手をやや苦手としており出塁率.342・長打率.448・OPS.790と、シーズン全体の成績(出塁率.368・長打率.532・OPS.900)と比較して見劣りします。そして、思惑通り、レフトフライに打ち取り、DeNAは1点リードのまま、ピンチを脱しました

 その後、ロングリリーフもいけるエスコバー投手を投入し、2イニング目の8回、先頭打者に四球を与えたところで交代。後は信頼のおける、パットン・山﨑両投手を投入して、接戦をものにしました。

 

 第4戦も、1点リードの6回のピンチを細かい継投で凌ぐと、1点リードのままの7回から登場したのは、何と今季先発で11勝を挙げた今永投手でした!!

 実は、DeNAは救援防御率が3.90でリーグ4位と、あまりリリーフ陣が充実しておらず(因みに広島は2.77で阪神に次いでリーグ2位)、主なリリーフ陣は、山﨑・パットン・エスコバーの3投手を除くと、全員が防御率4点台以上という事情がありました。相性を考慮した細かな継投も、エース格の中継ぎ起用も、その点を考慮した采配だったのです!!

 そして、今永投手は2回無失点という好ロングリリーフを見せ、クローザーの山﨑投手に繋ぎ、再び接戦を制しました。

 

 当然、DeNAは挑戦者だからこそ、捨て身とも言える頻繁な投手交代ができたとも考えられますが、短期決戦だからこそ、リリーフの連投ができるという考えの基の采配だと考えられます。

 

 広島の緒方監督も必死の継投は見せましたが、昨年の日本シリーズ同様、信頼のおける選手にこだわりすぎるあまり、薮田・野村両投手を中4日で先発させるという、やや無謀な采配がありました。これによって、試合前半にリードを奪われ、自慢のリリーフ陣の奮闘むなしく、継投で逃げ切られるという形を招いてしまいました

 DeNAも濵口投手が第2戦で先発後、中4日で最終戦(第5戦)に登板していますが、あくまでも2イニングの中継ぎで、しかも2点リードと、比較的楽な場面での登板でした。

 

 以上より、「ラミレス監督の見事な継投が、強力広島打線を上回った」というのが、カープ敗退の原因だと考えられます。

 

 いかがだったでしょうか。広島カープは非常に残念でしたが、昨季・今季と圧倒的な戦いを見せたので、また来年日本一のチャンスは巡ってくると思います。

 

 

 

当ブログの記事を最後までお読みいただき、誠にありがとうございました!!