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(プロ野球を「研究する」編No.19)セ・リーグへのDH制導入に大賛成!! パ・リーグの2017年のDH事情はどうか!?「ソフトバンク・西武編」

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 こんにちは!! と申します。当ブログにお越しいただき、誠にありがとうございます。

 今回は、

プロ野球を『研究する』編」

の第19弾として、

セ・リーグへのDH制導入に大賛成!! パ・リーグの2017年のDH事情はどうか!?『ソフトバンク・西武編』

をお送り致します!!

 

 

<はじめに>

 

 セ・リーグへのDH制導入が、現実味を帯びてきました。

 私は、セ・リーグへのDH制導入については「大賛成」であり、その点については、以下の記事で非常に熱く(笑)語っています。 

(プロ野球を「研究する」編No.18)セ・リーグへのDH制導入は大賛成!! 本気でプロ野球を「より魅力的」なものにしよう!! - プロ野球FUN

 

 このシリーズでは、少し冷静になりまして(笑)、DH制がすでに導入されている、パ・リーグの2017年のDH事情について、見ていきたいと思います。

 今回は、「ソフトバンク・西武編」です。

 

 

「研究する」編で使用される、”奇跡の野球の分析手法”「セイバーメトリクス」とは!?>

 

 セイバーメトリクスとは、野球の戦略・戦術や競技者(選手)を、統計学すなわち「科学」を用いて分析・評価するという、今までにない斬新な手法の事です。野球の本場・アメリカMLBでは、この手法を導入したオークランド・アスレチックスが、資金難による低迷から脱して常勝球団になった事等もあって、セイバーメトリクスの有用性が認められており、この手法を用いた球団運営が主流となっています。

  野球の常識を覆し、弱小球団を常勝球団に変貌させる等の数々の奇跡を起こした、いわば”奇跡の野球の分析手法”であり、これを知れば、あなたも「超」野球通です!!

セイバーメトリクス入門シリーズ カテゴリーの記事一覧 - プロ野球FUN

 

 

デスパイネが大活躍したソフトバンク

 

 2014年からの4年間で、3度の日本一を達成したソフトバンク

 選手層の厚さに加え、デスパイネ選手の補強もあって、6球団で唯一、シーズンを通してDHを固定できました。

 DHで先発出場した選手と、その内訳は以下の通りです。

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 念のために説明しておきますが、合計が143試合ではなく、134試合なのは、交流戦18試合の内、半数の9試合ある、セ・リーグ球団主催試合でDHが使えないためです。

 

 そして、2017年からソフトバンクに加入した、前ロッテのデスパイネ選手が、全134試合の内、約97%となる130試合で、DHとして先発出場しました。

 そのデスパイネ選手の成績は、以下の通りです。

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 パ・リーグ規定打席到達者27人中5位となる、OPS.859を記録し、DHとして相応しい成績を残したと言えます。

 

 リーグ最多の35本塁打を放った長打力が目立ちますが、出塁率から打率を引いたIsoDで、.085(規定打席到達者27人中8位、パ・リーグ平均は.069)をマークした、四球率の高さも見逃せません

 この高い四球率で、打率.262ながら、出塁率.347(パ・リーグ平均は.319)を記録し、OPSを高めました。

 

 長打力が高いデスパイネ選手の場合、相手バッテリーが警戒して、勝負されない事が多く、四球も多かったとも言えますが、それも当然実力であり、そういった事を上手く利用して出塁し、チームに貢献しました

 

 こちらのサイトが算出したWARでは、ほとんどがDHでの出場であるため、守備貢献が大きなマイナスとなっているにもかかわらず、2.7という、レギュラーとしては合格の値が出ています

 2017年のベストナインのDH部門は、間違いなくデスパイネ選手でしょう。

 

 

<西武のDH最多先発は、自慢の四球率を大幅に下げた栗山巧

 

 79勝を挙げ、勝率.564の2位と健闘した西武。

 メヒア・中村・山川等の並み居るスラッガーを抑え、DHでチーム最多先発出場したのは、意外にも前正左翼手栗山巧選手でした。

 

 DHで先発出場した選手と、その内訳は以下の通りです。

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 栗山選手が最多となったのは、本来DH候補の1人だった、森選手の故障による長期離脱と、外崎選手の台頭(レフトで53試合・ライトで55試合先発出場)が大きかったと考えられます。

 また、2017年現在、34才(1983年生まれ)という年齢も、考慮されたのでしょう

 

 しかし、その栗山選手ですが、2017年は、これまでにない打撃不振に陥ってしまいました。

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 特に私が気になったのは、本来栗山選手の武器である、四球率と出塁率の大幅な低下です。

 IsoDは.056(パ・リーグ平均は.069)で、2016年までの通算(.089)を大幅に下回り、別人の様な値になってしまっています

 その結果、出塁率も.308(2016年までの通算は.378)と、パ・リーグ平均の.319すら下回ってしまいました。

 

 また、三振の割合の高さを表すK%(三振÷打席)が、2016年までの通算が14.2%だったのに対し、2017年は17.1%(パ・リーグ平均は19.5%)となった事も、安打の減少に繋がり、出塁率を下げた一因となりました。

 

 そして、1試合しか出場しなかった2004年を除いて、初の6割台(これまでは7割台か8割台)となる、OPS.680(パ・リーグ平均は.706)に終わり、DHとしての役割を果たせませんでした

 

 ただし、2017年の西武打線は、チームOPS・チーム得点共に、ソフトバンク(共にリーグ2位)を差し置いてリーグ1位(それぞれ.753、690点)と大健闘しました。

 

 特に、秋山選手と、山川選手の躍進が目を引きます。

 秋山選手は、長打力を磨いて25本塁打を放ち、出塁率長打率OPS全てリーグ2位(3部門の1位は、全てソフトバンク・柳田選手)を記録しました。

 山川選手は、僅か293打席で23本塁打を放ち、OPS10割超を記録しました。

 浅村選手もOPS.799とまずまずで、以上の3選手が、中村選手やメヒア選手、そして栗山選手の不調をカバーしました。

 

 元々、西武は打力に定評があるチームなだけに(2016年もチームOPSはリーグ1位、チーム得点数もリーグ2位タイ)、DHを固定できない事は、それ程悲観する事ではないと考えられます

 

 もちろん、栗山選手も先述した通り、34才(2017年現在)と、まだ老け込む年齢ではなく、2017年は、BABIP.281(2016年までの通算は.332)と、不運に見舞われた面もありましたので、2018年は若い選手に負けずに頑張っていただきたいと思います。

 

 

 

 次回は、「楽天オリックス編」です。

(プロ野球を「研究する」編No.19)セ・リーグへのDH制導入に大賛成!! パ・リーグの2017年のDH事情はどうか!?「楽天・オリックス編」(次回の記事です。2017/11/07/朝7時公開予定です)

 

 

 

当ブログの記事を最後までお読みいただき、誠にありがとうございました!!