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(プロ野球を「研究する」編No.20)セ・リーグへのDH制導入に大賛成!! パ・リーグの2017年のDH事情はどうか!?「楽天・オリックス編」

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 こんにちは!! と申します。当ブログにお越しいただき、誠にありがとうございます。

 今回は、

プロ野球を『研究する』編」

の第20弾として、

セ・リーグへのDH制導入に大賛成!! パ・リーグの2017年のDH事情はどうか!?『楽天オリックス編』

をお送り致します!!

 

 

<はじめに>

 

 セ・リーグへのDH制導入が、現実味を帯びてきました。

 私は、セ・リーグへのDH制導入については「大賛成」であり、その点については、以下の記事で非常に熱く(笑)語っています。 

(プロ野球を「研究する」編No.18)セ・リーグへのDH制導入は大賛成!! 本気でプロ野球を「より魅力的」なものにしよう!! - プロ野球FUN

 

 このシリーズでは、少し冷静になりまして(笑)、前回に引き続き、DH制がすでに導入されている、パ・リーグの2017年のDH事情について、見ていきたいと思います。

 

 今回は、「楽天オリックス」です。

(前回の、「ソフトバンク・西武編」はこちらです)

  

 

「研究する」編で使用される、”奇跡の野球の分析手法”「セイバーメトリクス」とは!?>

 

 セイバーメトリクスとは、野球の戦略・戦術や競技者(選手)を、統計学すなわち「科学」を用いて分析・評価するという、今までにない斬新な手法の事です。野球の本場・アメリカMLBでは、この手法を導入したオークランド・アスレチックスが、資金難による低迷から脱して常勝球団になった事等もあって、セイバーメトリクスの有用性が認められており、この手法を用いた球団運営が主流となっています。

  野球の常識を覆し、弱小球団を常勝球団に変貌させる等の数々の奇跡を起こした、いわば”奇跡の野球の分析手法”であり、これを知れば、あなたも「超」野球通です!!

セイバーメトリクス入門シリーズ カテゴリーの記事一覧 - プロ野球FUN

  

 

<アマダー・ペゲーロの外国人2人が座った楽天

 

 前半戦は優勝争いに加わる等、快進撃を見せた楽天

 ウィーラー・ペゲーロ・アマダー選手の、外国人選手3人がレギュラーとなっている楽天らしく、DHはアマダー・ペゲーロ両選手が主に務めました

 DHで先発出場した選手と、その内訳は以下の通りです。

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 前回も説明しましたが、合計が143試合ではなく、134試合なのは、交流戦18試合の内、半数の9試合ある、セ・リーグ球団主催試合でDHが使えないためです。

 

 正遊撃手の茂木選手が13試合先発出場しているのは、故障明けで守備に就けない状態の時に、DHで出場したためです。

 

 そして、DH最多先発出場のアマダー選手の成績ですが、以下の通りとなりました。

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 OPS.729は、パ・リーグが.706だったことを考えると、レギュラー選手としては平凡で、守備に就かない分、打撃で貢献しなければならない、DHでの出場が多かったという事を考えると、物足りない成績に終わったと言えます。

 

 実際に、WARも-0.5という成績に終わっています(WAR等の、かなり高度なセイバーメトリクス系の指標は、こちらのサイトで調べています)。

 

 特に、出塁率.308は、リーグ平均の.319を下回る低率で、確かに、打率.237が示す通り、安打数が少なかった事が影響しています。

 

 しかし、本来、アマダー選手の様なホームランバッターは、相手バッテリーが警戒して、勝負されない事が多く、四球が多くなりがちで、低打率でも高出塁率を誇る打者が多いです

オリックス・T-岡田選手や、ヤクルト・バレンティン選手がその典型。

前回の記事で登場した、ソフトバンクデスパイネ選手もその1人。

ただし、バレンティン選手は、打率3割を2度記録している)。

 

 そのため、セイバーメトリクスの本場・アメリカでは、出塁率長打率も高くなりがちな、ホームランバッターが優遇されており、アマダー選手も、四球で出塁率を高くできる可能性が、大いにあったと思います。

 

 しかし、アマダー選手のIsoD出塁率-打率)は.067と、ホームランバッターながらリーグ平均(.069)以下となっており、ホームランバッターのアドバンテージを生かせませんでした

 

 なお、長打率から打率を引いたIsoPは.187と、23本塁打の割には低かったですが、流石にリーグ平均の.136は大きく上回りました

 

 IsoPが思う程高くなかったのは、二塁打が9本(規定打席到達者中最少)しかなかったためです。

 二塁打が少なかったのは、二塁打になりやすいライナーが少なかったためと考えられ、打球に占めるライナーの割合(LD%)は7.3%と、パ・リーグ規定打席到達者27人中3番目に低い値でした(もちろん、鈍足で2、3本損しているとは思いますが)。

 これはバッティングスタイル上、仕方ない部分もあると思います。

 

 同じ外国人選手のウィーラー・ペゲーロ両選手は、それぞれOPS.835・WAR:2.6、OPS.846・WAR:2.7と、共に守備難ながら、打撃で貢献してレギュラーとして合格点のWARを叩き出しています。

 外国人3人の残留は決定的であり、アマダー選手も他の2人に負けずに頑張れば、楽天のさらなる躍進が望めると思います。

 

 

オリックスのDH最多先発は、元々守備に難がある中島宏之>

 

 セ球団を除き、全球団に負け越したり、ソフトバンクに6-22で敗戦したりする等、選手にとってもファンにとっても辛かった、最下位の2016年から立ち直った、2017年のオリックス

 オリックスのDH最多先発出場選手は、マレーロ・ロメロ両外国人ではなく、中島宏之選手でした。

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 中島選手は渡米前、ショートでゴールデングラブ賞を取る等、多くの野球関係者の間では、高い守備評価を得ていましたが、セイバーメトリクスに精通している人々の間では、中島選手の拙守は有名でした

 

 実際に、帰国後1年目の2015年は、一塁手としての出場が多かった先発117試合中73試合で先発出場、他にサードで37試合、ショートで1試合先発出場。残りの6試合はDHで先発出場)にもかかわらず、シーズントータルでUZR-2.7という数値を残してしまいました

 

 そんなデータを知ってか知らずか、福良監督は、外国人選手を差し置いて、中島選手をDHで多く起用しました。

 

 因みに、外国人選手のDH以外での先発出場ですが、マレーロは、主に一塁で先発出場(43試合)し、ロメロは主にライト(53試合)やセンター(25試合)で先発出場しました。

 

 さて、中島選手の成績ですが、以下の通りとなっています。 

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 OPS.752は、アマダー選手同様、DHとしては少し物足りない数値で、WARも0.4でした。

 

 出塁率.360は、素晴らしい数字であり、パ・リーグ規定打席到達27人中8位でした。

 

 やはり、IsoP.107の長打力の低さが問題です(リーグ平均は.136)

 

 渡米前の西武時代の中島選手は、シャープなバッティングで安打を量産し、四球率は平凡(IsoDが.080を超えたのは、2009年の1度だけ)ながら、高い出塁率をマークし続け(2006~2012年まで7年連続.350以上を記録)、2008・2009年には、2年連続で最高出塁率のタイトルを手にしました。

 そして、20本塁打以上4度の長打力も武器に(長打率.450超えは6度)、7度のOPS 8割超えを達成し、2008年には、自己最高となる、.937を記録し、チームを日本一に導きました。

 

 拙守を補って余りある打力(特に長打力)が、もう見られなくなっているのは、ファンの方々にとって、悲しい限りでしょう。

 2018年は、西武時代の様に、DHとしても十分評価できる打撃成績を、残していただきたいと思います。

 

 

 

 次回は、「日本ハム・ロッテ編」です。

(プロ野球を「研究する」編No.21)セ・リーグへのDH制導入に大賛成!! パ・リーグの2017年のDH事情はどうか!?「日本ハム・ロッテ編」(次回の記事です。2017/11/08/朝7時公開予定です)

 

 

 

当ブログの記事を最後までお読みいただき、誠にありがとうございました!!