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(プロ野球を「研究する」編No.25)祝!! 日本一!! 2017年の福岡ソフトバンクホークスを振り返る!! 日本一の要因は? 課題は?「投手編その2」

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 こんにちは!! と申します。当ブログにお越しいただき、誠にありがとうございます。

 今回は、

プロ野球を『研究する』編」

の第25弾として、

「祝!! 日本一!! 2017年の福岡ソフトバンクホークスを振り返る!! 日本一の要因は? 課題は?『投手編その2』

をお送り致します!!

 

 

<はじめに>

 

 2017年、4年間で3度目の日本一を達成した福岡ソフトバンクホークス

 4年間で3度の日本一達成は、1990~1992年に日本一3連覇を達成した西武以来となります。

 特に2017年は、1989年の福岡移転後最多で、歴代5位となる94勝を記録、得失点差も3年連続+150以上(2017年は+155)を達成しました。

 まだまだ、黄金期が続きそうなソフトバンク

 このシリーズでは、そのソフトバンクの2017年を振り返ります。

 今回は、「投手編その2」です。

(プロ野球を「研究する」編No.24)祝!! 日本一!! 2017年の福岡ソフトバンクホークスを振り返る!! 日本一の要因は? 課題は?「投手編その1」 - プロ野球FUN(前回の記事は、こちらからどうぞ)

 

 

「研究する」編で使用される、”奇跡の野球の分析手法”「セイバーメトリクス」とは!?>

 

 セイバーメトリクスとは、野球の戦略・戦術や競技者(選手)を、統計学すなわち「科学」を用いて分析・評価するという、今までにない斬新な手法の事です。野球の本場・アメリカMLBでは、この手法を導入したオークランド・アスレチックスが、資金難による低迷から脱して常勝球団になった事等もあって、セイバーメトリクスの有用性が認められており、この手法を用いた球団運営が主流となっています。

  野球の常識を覆し、弱小球団を常勝球団に変貌させる等の数々の奇跡を起こした、いわば”奇跡の野球の分析手法”であり、これを知れば、あなたも「超」野球通です!!

セイバーメトリクス入門シリーズ カテゴリーの記事一覧 - プロ野球FUN

 

 

<投手編その2>

 

 今回は、個人成績を見ていきます。個人成績は、チーム成績に及ぼす影響が比較的大きい、50投球回数以上の選手の成績を掲載しました(FIP)。

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 まず、リーグ2位の防御率(3.46)を残した、先発陣についてです。

 

 規定投球回数に到達した、千賀バンデンハーク東浜各投手の3人のFIPは、全員3点前半と、飛び抜けた数字ではなかったものの、優勝チームの先発ローテ投手として相応しい成績を残しました。

 欲を言えば、1試合当たりの負担が大きい、投手の役割が大きくなる、1戦必勝の短期決戦に、すんなり勝つには(2017年のソフトバンクは、短期決戦でやや苦戦した)、2点台のFIPが残せる先発投手がほしいところです(欲張り過ぎですね・・・)。

 

 また、各投手の1先発当たりの投球回数を見ると、以下の様になります。

・千賀投手:6.50イニング

・バンデンハーク投手:6.12イニング

・東浜投手:6.67イニング(6回2/3)

 優秀な投球をしながらも、3人とも6イニング台となっており、前回の記事で指摘した通り、救援陣の酷使が伺えます

 

 故障に見舞われた、エースの武田投手FIPですが、4.58となっており、2018シーズンに不安を残しました。

 2017年ブレイクした石川投手FIP4.01とまずまずで、頭角を現し始めた松本投手FIP4.06と、高い被BABIPの影響で芳しくなかった、防御率と比較してかなり良く、両者とも2018年に期待を持たせました。

 また、この表には載っていませんが、武田投手と同じく故障で47イニングの登板にとどまった、左腕エースの和田投手FIPは、2.17と、かなり優秀で、復活が期待できます。

 

 

 次に、リーグトップの防御率(2.78)を誇った、自慢の救援陣です。

(分かりやすい様に、先程の表を再掲載しています。)

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 日本新の54セーブを挙げ、MVP最右翼とも言われている、クローザーのサファテ投手FIPは、驚異の0点台でした。注目すべきは、奪三振率の高さで、何と1イニング当たり、1.5個以上の三振を奪っています(リーグ平均は0.82個)。つまり、アウトの半数以上が三振だという事です。

 そして、与四球も少なく、K/BB(奪三振数÷与四球数)は、こちらも驚異の10.2でした(リーグ平均は2.38)。

 サファテ投手の2017年の投球は、まさに歴史的快投だったと言えます。

 

 逆に、リーグ最多となる40ホールドを記録する等、中継ぎエース級の働きをした、岩嵜投手FIPは、意外にも3点台前半と、救援投手としては、平凡でした。

 岩嵜投手の被BABIPを見ると、リーグ平均もチーム平均も大幅に下回る.244となっています。

 さらに、被BABIPの影響を受けるため、被BABIP同様、運の影響が大きいとされる指標・LOB%残塁、公式はここでは省略)も92.2%と、かなり幸運に恵まれたため、1点台の防御率が記録されました

 しかし、岩嵜投手は、2試合に1試合以上登板する程、酷使された事を考えると、中継ぎの柱として十分な働きをしたとも言えます。

 やはり、岩嵜投手の成績の試合ごとの変化を見ると、シーズンが進むにつれ、防御率が悪化しており、酷使の影響が出ていると考えられます(こちらのページの、「試合別成績」を参照ください)。

 

 また、岩嵜投手に次いで、リーグ2位タイとなる33ホールドを記録しながら、防御率3.92と苦しんだ森投手ですが、FIP2.99と、むしろ優秀な方で、岩嵜投手よりも優秀でした

 これは、被BABIPがリーグ平均より、やや高かったという事と、LOB%がリーグ平均より、やや低かった事が影響しています。森投手は、岩嵜投手とは対照的に、不運に見舞われていました

 また、調整のために、敗色濃厚の状態から登板した、8月8日のロッテ戦と、消化試合の9月30日のオリックス戦で、それぞれ5失点(自責点もそれぞれ5)しており、この試合を除くと、防御率は2.61にまで改善するため、勝ちパターンの中継ぎ投手として、十分に機能していました。

 

 他にもモイネロ投手(35回2/3でFIP:2.44)や、左のワンポイント・嘉弥真投手(32回2/3でFIP:1.82)といった、信頼できる新しい投手も出てきています。

 しかし、先述した通り、岩嵜投手のFIPは平凡で、今後も2017年の様な防御率を出せる保証はなく、森投手のFIPも、ずば抜けている訳ではありません

 また、2016年活躍した、スアレス投手が手術を受け、ベテランの五十嵐投手(41回2/3でFIP:3.84)が2018年に不安を残し、何よりこれまでチームに多大な貢献をしてきた(その分だけ酷使されてきた)サファテ投手が、2018年は37才になる事を考慮すると、これからも「リリーフ王国」が続くとは限りません

 これからも「王国」を築き続けるには、救援陣の体を守るのも当然ですが、それと同時に、どれだけ世代交代できるかが鍵を握っています

 

 

<投手編・全2回(前回と今回)のまとめ>

 

 投手編でも、日本一のチーム、そしてひいきのチーム相手に、かなり毒を吐いてしまいました(笑)が、ひいきのチームだからと言って、評価を極端に甘くするという事は、不公平なので(笑)、あえて課題も出させていただきました。

 

 しかし、投手の方も、FIPは2位と、攻撃面同様、優秀でした。

 

 ただ、やはり、黄金期を確固たるものにしていくには、さらなる進化も必要だと思います。

 

 

 

 次回は、「守備・全体のまとめ編」です。

 都合により、次回は「守備編」のみ(以下)とさせていただきます。大変申し訳ございません。

(プロ野球を「研究する」編No.26)祝!! 日本一!! 2017年の福岡ソフトバンクホークスを振り返る!! 日本一の要因は? 課題は?「守備編」 - プロ野球FUN

 

 「全体のまとめ編」(以下)は、「守備編」の次とさせていただき、2017/11/16/朝7時公開予定とさせていただきます。重ねてお詫び申し上げます。

(プロ野球を「研究する」編No.27)祝!! 日本一!! 2017年の福岡ソフトバンクホークスを振り返る!! 日本一の要因は? 課題は?「全体のまとめ編」

 

 

 

当ブログの記事を最後までお読みいただき、誠にありがとうございました!!