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(プロ野球を「研究する」編No.26)祝!! 日本一!! 2017年の福岡ソフトバンクホークスを振り返る!! 日本一の要因は? 課題は?「守備編」

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 こんにちは!! と申します。当ブログにお越しいただき、誠にありがとうございます。

 今回は、

プロ野球を『研究する』編」

の第26弾として、

「祝!! 日本一!! 2017年の福岡ソフトバンクホークスを振り返る!! 日本一の要因は? 課題は?『守備編』

をお送り致します!!

 

 

<はじめに>

 

 2017年、4年間で3度目の日本一を達成した福岡ソフトバンクホークス

 4年間で3度の日本一達成は、1990~1992年に日本一3連覇を達成した西武以来となります。

 特に2017年は、1989年の福岡移転後最多で、歴代5位となる94勝を記録、得失点差も3年連続+150以上(2017年は+155)を達成しました。

 まだまだ、黄金期が続きそうなソフトバンク

 このシリーズでは、そのソフトバンクの2017年を振り返ります。

 今回は、「守備編」です。

(本来は、「守備・全体のまとめ編」でしたが、都合により、今回は「守備編」のみとさせていただき、「全体のまとめ編」は、2017/11/16/朝7時に公開予定とさせていただきます。大変申し訳ございません。)

(プロ野球を「研究する」編No.25)祝!! 日本一!! 2017年の福岡ソフトバンクホークスを振り返る!! 日本一の要因は? 課題は?「投手編その2」 - プロ野球FUN(前回の記事は、こちらからどうぞ)

 

 

「研究する」編で使用される、”奇跡の野球の分析手法”「セイバーメトリクス」とは!?>

 

 セイバーメトリクスとは、野球の戦略・戦術や競技者(選手)を、統計学すなわち「科学」を用いて分析・評価するという、今までにない斬新な手法の事です。野球の本場・アメリカMLBでは、この手法を導入したオークランド・アスレチックスが、資金難による低迷から脱して常勝球団になった事等もあって、セイバーメトリクスの有用性が認められており、この手法を用いた球団運営が主流となっています。

  野球の常識を覆し、弱小球団を常勝球団に変貌させる等の数々の奇跡を起こした、いわば”奇跡の野球の分析手法”であり、これを知れば、あなたも「超」野球通です!!

セイバーメトリクス入門シリーズ カテゴリーの記事一覧 - プロ野球FUN

 

 

<守備編>

 

 ソフトバンクの2017年の守備ですが、こちらのサイトが算出した、チーム全体のUZRは、西武に次いでリーグ2位の+39.4と、OPS 2位の攻撃・FIP 2位の投手同様、優秀でした。

 UZRは、そのポジションの平均的な選手と比較して、「チームの失点を何点減らしたか」という指標なので、守備が平均的なチームと比較して、チーム全体で、守備で39.4点もの失点を防いだという事になります。

 もし、ソフトバンクの守備が平均的だった場合、チームの失点は522.4点、得失点差は+115.6点となり、西武の得失点差(+130)を下回るため、優勝が危うくなっていたかも知れません。

 

 以下の表は、こちらのサイト(先程のサイト)のデータを基に作成した、同一ポジションで、規定イニング以上(所属チームの投球回数の1/2以上=638.1回以上、サイトに直接問い合わせて確認済み)守備に就いた選手のUZRと、その詳細です。

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 注意すべき点は、異なるポジションの選手のUZRは、単純比較できないという点です。例えば、守備負担が大きく、難易度が高いショートでUZR+5.2だった、今宮選手の守備力は、その逆のレフトでUZR+13.2だった、中村選手の守備力より下とは、直ちに言えませんよね。

 そのため、異なるポジションの選手を単純比較できるWARの算出の際には、守備位置ごとに、補正値がかけられます(よろしければ、こちらをどうぞ)。

 

 そして、表を見ていくと、センターの柳田選手を除く全員が、プラスの値を記録しています。

 ゴールデングラブを獲得した、松田・今宮両選手と、外野の両翼を守る、中村・上林両選手が、+5以上の値を記録しており、特に中村選手と上林選手は、それぞれのポジションで規定イニング以上出場した、12球団の選手の中で、UZRがトップでした(松田選手パ・リーグ内ではトップ)。

 

 守備の名手として名高い今宮選手のUZRが、リーグトップでないのは意外かも知れません。

 しかし、セイバーメトリクスに精通している人々の間では、オリックスの安達選手(UZR+11.6、2014・2015年にUZRリーグトップを記録)が、ゴールデングラブが獲れないのはおかしいという話が、以前から常識となっており、12球団で見ると、安達選手以外にも、西武・源田選手(+21.5)、巨人・坂本選手(+10.6)、中日・京田選手(+6.8)の3選手のUZRが、今宮選手より上でした(こちらのページを参照ください)。

 ただし、ショートという、負担の大きなポジションで、+5以上を記録したのは、優秀である事には間違いなく、今宮選手の2017年は、平均以上にまで向上した打撃(OPS.739はリーグ平均の.706を上回る)と合わせて、大活躍の1年となりました(WARは4.7と、レギュラーとしてもかなり優秀だった)。

 

 因みに、ショートで規定イニング以上出場した、12球団の10選手の中で、UZRが最下位だった、DeNA倉本寿彦選手(-17.0)は、OPSも.624規定打席到達者中ワースト2位、出塁率.292も同ワースト2位、長打率.331も同ワースト3位)と、きつい言い方をすれば、「打てない・守れない」状態で、WARは-1.8という、悪い意味でとんでもない値でした(2016年も、OPSはリーグワースト3位となる.665で、UZRも-11.7と、攻守共に悲惨で、WARは-0.8でした)。

 

 そして、今宮選手の数値だけでなく、柳田選手の数値も、かなり意外だったのではないでしょうか。

 2度目のOPS 10割超えを果たした打撃とは対照的に、UZRは-10をオーバーしており、守備範囲が悲惨で、俊足が全く生かされていませんでした(ただし、打撃がものをいって、WARは6.6と、相変わらずMVP級でした)。

 

 中村選手や上林選手が、外野両翼での数値とは言え、高いUZRを記録しており、センターの守備でも期待が持てるため、打撃がチーム内でずば抜けている柳田選手を、守備負担が大きいセンターから外し、打撃に専念してもらう事も、考えるべきかもしれません。

 

 

 

 次回は、「全体のまとめ編」です。

(プロ野球を「研究する」編No.27)祝!! 日本一!! 2017年の福岡ソフトバンクホークスを振り返る!! 日本一の要因は? 課題は?「全体のまとめ編」(次回の記事です。2017/11/16/朝7時に公開予定です。なお、「全体のまとめ編」の公開が遅れた事を、重ねてお詫び申し上げます)

 

 

 

当ブログの記事を最後までお読みいただき、誠にありがとうございました!!