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(プロ野球を「研究する」編No.28)データで選ぶ2017プロ野球「ワーストナイン」を発表!! WAR-1.8のDeNA倉本寿彦、-2.0のオリックス小谷野栄一・・・

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 こんにちは!! と申します。当ブログにお越しいただき、誠にありがとうございます。

 今回は、

プロ野球を『研究する』編」

の第28弾として、

「データで選ぶ2017プロ野球『ワーストナイン』を発表!! WAR-1.8のDeNA・倉本寿彦、-2.0のオリックス小谷野栄一・・・

をお送り致します!!

 

 

「研究する」編で使用される、”奇跡の野球の分析手法”「セイバーメトリクス」とは!?>

 

 セイバーメトリクスとは、野球の戦略・戦術や競技者(選手)を、統計学すなわち「科学」を用いて分析・評価するという、今までにない斬新な手法の事です。野球の本場・アメリカMLBでは、この手法を導入したオークランド・アスレチックスが、資金難による低迷から脱して常勝球団になった事等もあって、セイバーメトリクスの有用性が認められており、この手法を用いた球団運営が主流となっています。

  野球の常識を覆し、弱小球団を常勝球団に変貌させる等の数々の奇跡を起こした、いわば”奇跡の野球の分析手法”であり、これを知れば、あなたも「超」野球通です!!

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<はじめに>

 

 スポーツ記者が、そのシーズン最も活躍したと思った選手を、ポジションごとに選出する賞「ベストナイン」。

 今回は、あえてその逆の賞「ワーストナイン2017」を、データを基に選出してみました!!

 「なんでそんな趣味の悪い事をするんだ・・・」と思う方が多いと思いますが(笑)、各球団の首脳陣に、選手起用を再考してもらうため、ひいては、プロ野球界の発展のため、そして、勝利を望むファンのために、あえてそういった選手に焦点を当てる事も必要だと思い、この企画を考案しました

 

 

<ワーストナインの選考基準>

 

 さて、この「ワーストナイン2017」の選考基準ですが、以下の通りとしました(長くなってしまってすみません・・・)。

 

大手セイバーメトリクス系データ会社・DELTA社様主宰の、こちらのサイトが算出している、WAR(「平均的な『控え選手』と比較して、1年間に何勝分の貢献をしたか」を示す指標)を基に選出する

 

各球団の首脳陣に、「選手起用を再考してもらう」という、同企画のコンセプトに基づき、選考対象は、野手の場合、同一ポジションで、所属チームの投球回数の1/2※以上守備に就き、なおかつ規定打席に到達した選手とし、投手の場合は、規定投球回数に到達した投手とする。

 つまり、チーム貢献度が低いにもかかわらず、1年間を通じて、1つのポジションで、レギュラーとして起用されてしまった選手を選出する

※先程登場した、DELTA社様主宰サイトの、Fielding Statsの項目の、「規定守備イニング」数を基に設定(サイト様に直接問い合わせて確認済み)。

 

DHは、所属チームの全試合の1/2以上DHで先発出場し、なおかつ規定打席に到達した選手を対象とする。

 

WARは、平均的な選手が1年間試合に出続けると、2.0前後になるため、選考対象となった選手の中から、WARが1.0を下回った選手を選出する

 つまり、チーム貢献度が、平均的な「控え選手」と同レベル、もしくは「控え選手」未満だった選手(WARがマイナスの選手)を選出する。

 

⑤両リーグから各ポジション1人ずつ選出する。

 低レベルなパフォーマンスで、規定打席に到達する程、起用される選手は、そうはいないため。

 逆に言うと、今回のワーストナインに選ばれた選手の起用に関して言えば、相当ひどい選手起用だったという事である。

 

 また、外野の3ポジションについてですが、本来は、レフト・センター・ライト別々に1人ずつ選出したかったのですが(それぞれのポジションは、守備負担・難易度・特性が異なり、別々のポジションと考えるべきであるため、そうするのが本筋)、選考基準を満たした選手が、3ポジション合計で、1人しかいませんでした。

 そのため、致し方なく、「『外野手』として、所属チームの投球回数の1/2以上守備に就き、なおかつ規定打席に到達した選手の中で、WARが1.0を下回った選手」を選出しました(ベストナインゴールデングラブでは、外野手としてひとくくりにし、3人選出されるため、妥協しましたw)。

 

 なお、今回選考の際に使用した、DELTA社様が算出しているWARのデータですが、規定打席に到達した、野手のWARはこちらのページから、規定投球回数に到達した、投手のWARはこちらのページから見る事ができます。

 

 

<「ワーストナイン2017」発表!!>

 

 では、早速、「ワーストナイン2017」を発表したいと思います!!(表の数値は、先述した、DELTA社様算出のWAR

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 WARで、大きなマイナスの値を記録した(チーム貢献度が、平均的な「控え選手未満」という事)、横浜DeNAベイスターズの正遊撃手・倉本寿彦選手と、オリックス・バファローズ小谷野栄一選手(2017年は、主に三塁手として出場)についてですが、問題が大きいのは、倉本選手の方です

 倉本選手は、2016年もWAR-0.8という、悲惨な数値を残しており、2016年から続く倉本選手のレギュラー起用は(ルーキーイヤーの2015年は、102試合の出場で、規定打席未到達)12球団で「最も問題視されるべき選手起用」と言えます

 

 倉本選手の2017年の成績を具体的に見てみましょう。

 まず打撃の方ですが、OPS.624(リーグ平均は.696)は、セ・リーグ規定打席到達者28人中ワースト2位と、かなり悲惨で、出塁率.292(同.318)も同ワースト2位長打率.331(同.377)も同ワースト3位と、3部門全てでワースト3位入りする有り様でした。

 そして、守備の方(ショートでフルイニング出場)ですが、UZR-17.0と、こちらも悲惨で、特に守備範囲による失点抑止(直前のリンク先の「RngR」の項目)が、-18.0となっており、絶望的な守備範囲の狭さを露呈してしまいました

 

 WARが-0.8だった2016年も、OPS.665は、セ・リーグ規定打席到達者27人中ワースト3位出塁率.323も同ワースト5位長打率.343も同ワースト4位)で、守備の方も、ショートで139試合・サードで8試合出場して、UZR-11.7(守備範囲による失点抑止は-10.8)でした。

 

 きつい言い方をすれば、レギュラーとして起用された2年とも、まさに「打てない・守れない」状態でした

 

 もちろん、倉本選手は悪くありません。技術的にプロレベルに達していない選手なら、いくらでもいます。今回の企画のコンセプトとして、「首脳陣に選手起用を再考してもらう」と申し上げた通り、使っている側が悪いのです。ラミレス監督をはじめとするDeNA首脳陣が行う、倉本選手のレギュラー起用は、本当に問題視されるべきです。

 

 

 

 次回は、ワーストナインに選ばれた選手を、一人ずつ見ていきます。

(プロ野球を「研究する」編No.29)データで選ぶ2017プロ野球「ワーストナイン」に選ばれた選手の成績詳細・寸評 - プロ野球FUN(次回の記事です)

 

 

 

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