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(プロ野球を「研究する」編No.51)フライボール・レボリューションへの対策を考える「全体のまとめ編」

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 こんにちは!! と申します。当ブログにお越しいただき、誠にありがとうございます。

 今回は、

プロ野球を『研究する』編」

の第51弾として、

「フライボール・レボリューションへの対策を考える『全体のまとめ編』

をお送り致します!!

 

 

「研究する」編で使用される、”奇跡の野球の分析手法”「セイバーメトリクス」とは!?>

 

 セイバーメトリクスとは、野球の戦略・戦術や競技者(選手)を、統計学すなわち「科学」を用いて分析・評価するという、今までにない斬新な手法の事です。野球の本場・アメリMLBでは、この手法を導入したオークランド・アスレチックスが、資金難による低迷から脱して常勝球団になった事等もあって、セイバーメトリクスの有用性が認められており、この手法を用いた球団運営が主流となっています。

  野球の常識を覆し、弱小球団を常勝球団に変貌させる等の数々の奇跡を起こした、いわば”奇跡の野球の分析手法”であり、これを知れば、あなたも「超」野球通です!!

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<はじめに>

 

 巷で話題となっている新しい野球理論フライボール・レボリューション

 先日の記事(以下リンク)で、そのフライボール・レボリューションの解説をしました。

(プロ野球を「研究する」編No.45)話題の「フライボール・レボリューション」の正体とは!? - プロ野球FUN

 実際に、セイバーメトリクスの本場・MLBでは、フライボール・レボリューションが業界を席巻するまでに至っています。

 

 では、このフライボール・レボリューションを上手く活用しているチームや選手に対し、対戦相手のチームは、どの様な対策を取れば良いでしょうか。

 このシリーズでは、その「フライボール・レボリューションへの対策」を考えてみたいと思います。

 今回は「全体のまとめ編」です。

(プロ野球を「研究する」編No.50)フライボール・レボリューションへの対策を考える「投球編」 - プロ野球FUN(前回の「投球編」はこちらからどうぞ。)

 

 

<全体のまとめ編>

 

・外野:打球がよく飛び、長打になりやすい後方の打球対策として、後退守備を敷く。

・内野:長打の多寡に関わる外野手の守備隊形の方が重要であると考えられるため、外野手の守備隊形に合わせて守備隊形を組む(他サイト様の記事ですが、以下の記事も参照ください)。

前進守備するどころかもっと深く守るほうが勝てる確率が上がるはず。 | ライオンズファンの目線でプロ野球を語るブログ

・投球:最も本塁打になりにくいカーブを多投する。

 

 まとめると、この様な感じでしょうか。そもそも論として、長打というのは、四球や単打、三振等といった打撃結果の中で最も損失が大きく、失点に結びつきやすいものです。

 フライボール・レボリューションが流行していなくても、一定程度長打が出る環境下であれば、以上に挙げた作戦は、どれも有用な作戦であると言えるのではないでしょうか。

 もちろん、どの程度長打が出る環境下であれば有効かというのも、データを活用する必要があります。

 

 

<おわりに>

 

●「変化と対応のループ」が野球を複雑化させ、面白くする

 「カーブ・レボリューション」という、フライボール・レボリューションに対して有効な作戦が浸透し始めた事により、MLBの打者達も「対策の対策(カーブ・レボリューションの対策)」を取り始めているとも言われています。

 具体的には、長打率がダメなら、四球を増やして出塁率を向上させれば良いと考え、ボールの見極めが劇的に向上する方法を探っているとも言われています。

 当然、カーブを本塁打にする練習もしているでしょう。

 

 「完全無欠」な人間がいない様に(顔も性格も良く、勉強もでき、スポーツもできる人を見るといる気はしますが・・・)、「完全無欠」な作戦などありません。

 メリットが多く、デメリットが少ない作戦ならあるでしょうが、必ずデメリットすなわち「穴」があります。

 いくらセイバーメトリクスが発展したとしても、「完全無欠」な作戦までは誕生しないでしょう。

 もし「完全無欠」な作戦があったとしても、全チームがやれば、優位性は無くなり、チームは勝つ事ができません。

 

 100%失点しない作戦があったとしても、相手チームもその作戦を実行すれば、試合は0ー0が続き、勝つ事ができません。

 

 だからこそ、野球は面白い訳ですし、常に優位性を得るために、「変化と対応」を繰り返す必要があるのです。

 誰かが良い作戦を見つければ、その対戦相手はその作戦の「穴」を見つけ、そこを突く、そしてまたその相手が、相手の変化に対応しようとする・・・

 はたまた自分達が考えた作戦が誰かに真似されれば、その対策を考えたり、その作戦を上回る作戦を考える、そしてそれをまた誰かに真似されれば、その対策や、また別の作戦を考える・・・

 この「変化と対応の無限ループ」で野球は発展し、そして考えるべき事も増え、複雑化してどんどん面白くなっていきます。

 野球がさらに面白くなれば、もっと魅力的なものになります。

 

●「大胆な」シフトだって「穴」がある。だからこそ、野球を面白くする

 MLBでは、シフトを禁止すべきという意見が出ています。

 

 もちろん、捕手のホームのブロックや走者の併殺崩し等、危険で重大な怪我に繋がる行為や作戦は禁止すべきでしょう(実際にどちらも日本でもMLBでも現在は禁止されている)。競技の質を保ちながら、できる限り選手の安全は守る必要があります。

 しかし、当然ながら、シフトを敷く事は、危険で重大な怪我に繋がる作戦ではありません。

 

 そして、シフトにだって「穴」があります。

 だからこそ、シフトを敷くにあたり、敷く側も敷かれる側も考える事が多くなります。

 「左半分を無人にしようか、それとも1人残しておこうか?」「手薄なエリア(若しくは無人のエリア)にセーフティバントをされないだろうか?」「セーフティーバントをした方が良いのだろうか? それとも打った方が良いのだろうか?」・・・

 

 シフトも決して単純な作戦ではないのです。打者が得意としていて、よく打球を飛ばす方向を固められる分、手薄なエリアや無人のエリアができます。すると、やはりそこが穴になるので、リスクを背負う事になります。

 また、「フライボール・レボリューション」の様に、野手を固めたエリアの頭を越されれば、シフトが無意味になります。

 

 シフトも「深い」作戦であり、実際に「フライボール・レボリューション」を生み、それと同時に打撃の研究が進みました。

 そしてさらに「カーブ・レボリューション」が生まれ、投球の長打に関する研究が進み、次の作戦も生まれようとしています。その時には、ボールの見極めの技術の研究等が進んでいるでしょう。すると今度は投手の投球の研究がさらに進み、今度はまた打撃の研究が・・・という形になるでしょう。

 

 「変化と対応のループ」で野球は発展し、そして考えるべき事も増え、複雑化してどんどん面白くなり、さらに魅力的なものになるのです。

 フライボール・レボリューションがメディアで取り上げられ始めた日本の野球も、今後どうなっていくのか楽しみです。

 

 

当ブログの記事を最後までお読みいただき、誠にありがとうございました!!