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(プロ野球を「研究する」編No.62)2019プロ野球・注目選手名鑑!!「広島編」

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 こんにちは!! と申します。当ブログにお越しいただき、誠にありがとうございます。

 今回は、

プロ野球を『研究する』編」

の第62弾として、

「2019プロ野球・注目選手名鑑!!『広島編』

をお送り致します!!

 

 

「研究する」編で使用される、”奇跡の野球の分析手法”「セイバーメトリクス」とは!?>

 

 セイバーメトリクスとは、野球の戦略・戦術や競技者(選手)を、統計学すなわち「科学」を用いて分析・評価するという、今までにない斬新な手法の事です。野球の本場・アメリMLBでは、この手法を導入したオークランド・アスレチックスが、資金難による低迷から脱して常勝球団になった事等もあって、セイバーメトリクスの有用性が認められており、この手法を用いた球団運営が主流となっています。

  野球の常識を覆し、弱小球団を常勝球団に変貌させる等の数々の奇跡を起こした、いわば”奇跡の野球の分析手法”であり、これを知れば、あなたも「超」野球通です!!

セイバーメトリクス入門シリーズ カテゴリーの記事一覧 - プロ野球FUN

 

 

<このシリーズについて>

 

 このシリーズでは、2019年の1発目のシリーズとして、2019年のプロ野球の、「注目選手」の選手名鑑をお送りしております。

 今回は、「広島編」です。

 

 各球団の記事へアクセスできる、目次付き記事の「はじめに編」は、以下からご覧いただけます。

(プロ野球を「研究する」編No.55)2019プロ野球・注目選手名鑑!!「はじめに編」 - プロ野球FUN

 

 

<2019プロ野球・注目選手名鑑「広島編」>

 

 今回は、2018年セ・リーグ1位、広島東洋カープの2019年の注目選手を見ていきます。

 各種データは、こちらのサイト様(1.02 - Essence of Baseball)とこちらのサイト様(データで楽しむプロ野球)等のデータを参照しております。

 前回の「楽天編」は、以下からご覧いただけます。

(プロ野球を「研究する」編No.61)2019プロ野球・注目選手名鑑!!「楽天編」 - プロ野球FUN

 

 

<2018年に規定打席・投球回数に到達した、広島の選手の個人成績一覧>

 

●用語解説

WAR・・・平均的な「控え選手」と比較し、1年間を通してチームに何勝分の貢献をしたかを示す指標。野手と投手等、異なるポジションの選手を単純比較できる(はじめに編でも、WARの詳しい解説と、見方の説明を行っています)。

OPS出塁率長打率・・・打者にとって重要な「出塁能力」と「走者を進める能力」を足し合わせた指標。計算が簡単な上に、打者の貢献度をより適切に評価できる。

 2018年のセ・リーグ平均は.730、パ・リーグ平均は.723。

UZR・・・野手が、平均的な同ポジションの野手と比較して、チームの失点を何点分防いだかを示す指標。打球を映像分析する事で、守備範囲等の数値化に成功している。

FIP・・・味方の守備力や、ポテンヒットの様な「運」に左右されない「被本塁打」「与四死球」「奪三振」のみで投手を評価する指標。投手の実力をより適切に評価できる。防御率と同様に、数値が低い程優秀。計算式は、算出する会社等によって異なる事もある(今回は、平均値がリーグ全体の「失点率」になるDELTA社方式)。

 2018年のセ・リーグ平均は4.49、パ・リーグ平均は4.21(失点率と同じ)。

 

規定打席以上の野手

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・WARの順位は、両リーグ規定打席到達者60人中の順位。

 

規定投球回数以上の投手

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・WARの順位は、両リーグ規定投球回数到達者17人中の順位。

 

 

<2018年のチーム成績>

 

()内の順位は、セ・リーグ内順位。

●総合

・順位:1位(日本シリーズ敗退)

・勝率:.582(1位)

・得失点差:+70(1位)

●野手

・得点:721(1位)

OPS:.780(1位)

・UZR:-21.4(3位)

・野手WAR:26.4(1位)

・打撃の詳細データ

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●投手

・失点:651(4位)

FIP:4.57(5位)

・投手WAR:20.5(5位)

・投手の詳細データ

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FIPの種類については、こちらのページをご覧お願いします。今回は、用語解説の欄で先述した通り、何も表記が無いものは、DELTA社方式のFIPとなっています。

 

 

<2018年のスタメン>

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・()内の数字は、そのポジションでの先発出場数。

・データ参照は、こちらのサイト(スタメンデータベース)より。

 

 

<2019年のチームの展望>

 

 2018年はリーグ3連覇を達成したものの、またも日本一はならず。

 3度もチャンスを得ながら、日本一を逃した事に、ファンはヤキモキしてしょうがないはずで、私の友人で、広島のファンの方も、日本一を逃した事を、3年連続で嘆き悲しんでいたし、2016年の日本シリーズ終戦で、広島が大量ビハインドとなった際、号泣している広島ファンの方もいたそうだ。

 2019年の広島の「ノルマ」は、あくまでも「4連覇」ではなく、34年間成し遂げられていない「日本一」であり、ファンも毎年恒例の「リーグ優勝どまり」ではとても満足できない。過去3年の「悔しさ」と「日本一への挑戦者」という気持ちは、決して忘れてほしくないところだ。

 そんな状況下で、2018年に野手リーグ2位(規定打席以上)となるWAR7.1、2017年に同1位となるWAR8.9を記録した丸が流出。2018年の広島の野手WARが26.4、2017年が37.0だったという事を考えても(要は2年連続でチームの野手の1/4のWARを占めていた)、簡単に埋まる穴ではない。

 期待されている野間は2018年のWARは1.2、人的補償の長野も、最後に規定打席に到達した2017年のWARは1.1(サイトがデータを公表している2014年以降、規定打席に到達した年は、毎年1.0台)、2018年のOPSが.793(丸は1.096)と、両者共に丸の代わりを期待するには、あまりに荷が重すぎる(上記の規定打席以上の野手の、個人WAR一覧もご覧ください)。

 ただし、チームは、2017年にリーグダントツとなる得失点差+196を叩き出す等、主力選手の多くが実力をフルに出し切れば、誰か1人を欠いても優勝できる力を持っている。

 「ノルマ」の日本一に向けて重要なのは、やはり圧倒的な戦力に甘えず、データの分析・活用を含めた、質の高い野球をする事であり、過去の短期決戦の反省もしっかり見直してほしいところだ。

 

 

2019年の広島の注目選手・4選手を紹介!!>

※2019年の選手一覧は、以下のサイトからご覧になれます。

広島東洋カープ公式サイト

 

① 27 會澤翼捕手

・読み仮名:あいざわ・つばさ

・生年月日:88.4.13(30才)

・プロ入り:2007年(13年目)

・投打:右投右打

・出身地:茨城

・2018年の打撃成績:106試合 / 377打席 / OPS.893(出塁率.401・長打率.492)

・「3行」寸評:

 西武・森(OPS.823)と共に「打てる捕手」不足の球界に光を照らした、強打の捕手。

 2018年は377打席で13本塁打、BB%(四球÷打席)10.3%(リーグ平均は8.8%)、出塁率.401を記録する等、長打力と出塁力を兼ね備えた打撃が光り、「死球」もリーグ4位(14個)で高出塁率に寄与したが、くれぐれも怪我には注意していただきたい(2019年は「死球」を「四球」に変えて出塁率を伸ばした方が良いかも!?)。

 もちろん、広島の首脳陣は、2019年はぜひ、これだけの打力を誇る會澤選手を、完全なレギュラーとして据えてほしいところだ。

 

② 95 バティスタ外野手

・読み仮名:ザビエル・バティスタ

・生年月日:92.1.18(26才)

・プロ入り(日本球界入り):2017年(日本球界3年目)

・投打:右投右打

・出身地:ドミニカ

・2018年の打撃成績:99試合 / 302打席 / OPS.854(出塁率.308・長打率.546)

・「3行」寸評:

 2018年は丸・鈴木に次いでチーム3位となる25本塁打を放った、カープアカデミー出身のスラッガー

 BB/K(四球÷打席)0.32(リーグ平均は0.46)といった完成度の低さや、守備力の低さ等、乗り越えるべき課題は多いが、302打席で25本塁打の長打力は捨てがたく、レフトやファーストを争う事になる野間や松山についても、共にWAR1.2と決してレベルは高くなく、野間は攻守共に低調で、外野の3ポジションでUZR計-2.1、打撃もOPSはセ規定打席到達者31人中23位の.736(バティスタは.854)で、長打力不足に加えて、BB/Kも0.43(リーグ平均は0.46)だった。

 2019年開幕時点で27才と伸びしろも期待でき、打撃面でチームを引っ張る活躍に期待したい。

 

③ 23 薮田和樹投手

・読み仮名:やぶた・かずき

・生年月日:92.8.7(26才)

・プロ入り:2015年(5年目)

・投打:右投右打

・出身地:広島

・2018年の投手成績:9試合 / 26回2/3 / FIP7.83

・「3行」寸評:

 復活を期す、地元・広島出身の先発右腕。

 規定投球回数未満(129回)ながら、チームトップとなる15勝(3敗)を挙げた2017年から一転、2018年はFIP7.83と低迷、一番の原因は、投球回数(26回2/3)を上回る与四球(32個)を出し、WHIP(⦅与四球+被安打⦆÷投球回数)2.25(リーグ平均は1.37)を記録した事で、それを耳にタコができる程言われたためか、本人もうんざりの様だが、走者を出さないためにも、与四球を減らす事は必要だ。

 丸の穴を埋めるためには、野手・投手関係無く、主力選手全員が力を出し切る事が必要で、チームが得失点差+196を叩き出した2017年に、チームの勝ち頭になったこの選手の復活にも期待したいところだ。

 

④ 20 永川勝浩投手

・読み仮名:ながかわ・かつひろ

・生年月日:80.12.14(38才)

・プロ入り:2003年(17年目)

・投打:右投右打

・出身地:広島

・2018年の投手成績:22試合 / 18回2/3 / FIP4.48

・「3行」寸評:

 通算526登板を誇る、こちらも地元・広島出身のベテランリリーバー。

 2007年~2009年にかけて3年連続30セーブを記録する等、「松坂世代」を代表するリリーバーとして十分な実績があるが、チームが3連覇した2016年~2018年の3年間は、故障もあって計33登板にとどまる等、出場機会が減っており、基本的に寿命が短いリリーバーで、2019年は大卒17年目・38才を迎えるが、それでもなお現役を続行する。

 Bクラスが続いていた低迷期のチームを、長きに渡って支えていただけに、もう一花咲かせ、広島のファンに夢と希望、そして悲願の日本一をプレゼントしたいところだ。

 

 

<次回予告・次回の記事>

 

 次回は「ヤクルト編」です。

(プロ野球を「研究する」編No.63)2019プロ野球・注目選手名鑑!!「ヤクルト編」 - プロ野球FUN

 

 

当ブログの記事を最後までお読みいただき、誠にありがとうございました!!